富山県では、G7富山環境大臣会合で採択された富山物質循環フレームワークを踏まえ、「富山県食品ロス・食品廃棄物削減推進県民会議」を設置し、全県的な県民運動(とやま食ロスゼロ作戦)を展開しています。令和2年4月には、持続可能な社会の実現を目指すため、全国に先駆けて「富山県食品ロス削減推進計画」を策定し、その取組みを推進しています。こうした取組みの一層の加速化を図るため、「食品ロス削減全国大会」を本県で開催しました。
コロナ禍での大会開催となりましたが、会場での開催とともに、メイン大会の様子をオンライン配信することで、県内外から多くの皆様にご参加いただきました。
食品ロスとは?
まだ食べられるのに
捨てられている食品のこと。
富山県では、とやま食ロスゼロ作戦として消費者と事業者が力をあわせて食品ロス削減に取り組んでいます。
プログラム
12:00 |
開場 |
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13:30 |
オープニングイベント「おわら風の盆」 大会は、富山を代表する伝統芸能「越中おわら」のパフォーマンスで開幕し、県内外からご参加の皆様を歓迎しました。 開会 主催者挨拶 新田 八朗(富山県知事) 富山県知事 新田八朗が大会の主催者を代表し、コロナ禍での大会開催にご理解、ご協力いただいた関係者の皆様に謝意を述べるとともに、この大会の成果が全国へと発信され、持続可能な社会の実現に向け、我が国の食品ロス削減の取組みが一層進展することへの期待を込めて挨拶しました。 来賓祝辞 内閣府特命担当大臣井上 信治氏 農林水産大臣野上 浩太郎氏(ビデオメッセージ) 環境大臣小泉 進次郎氏(ビデオメッセージ) 富山県議会議長上田 英俊氏 来賓の祝辞として、井上内閣府特命担当大臣からのメッセージを消費者庁の伊藤長官が代読され、「商慣習見直し等に関する共同宣言や、県計画の策定など、全国に先駆けた取組みを進める富山県での大会開催は非常に意義深い」とのお言葉をいただきました。 |
14:05 |
基調講演「賞味期限のウソ 食品ロスはなぜ生まれるのか」 講師: 井出 留美氏食品ロス問題ジャーナリスト 大会では、食品ロス問題ジャーナリストの井出留美 氏を基調講演の講師としてお招きし、「賞味期限のウソ ~食品ロスはなぜ生まれるのか?~」をテーマに、ご講演いただきました。 |
15:20 |
トークセッション「地域で挑む商慣習の見直し ~食品ロス削減に向けて~」 コーディネーター: 牛久保 明邦氏一般社団法人日本有機資源協会会長、東京農業大学名誉教授 パネリスト: 井辻 秀剛氏北陸コカ・コーラボトリング株式会社 代表取締役社長 澤田 佳宏氏北陸中央食品株式会社 代表取締役社長 池田 和男氏アルビス株式会社 代表取締役社長 岩田 繁子氏富山県婦人会 会長 崎田 裕子氏全国おいしい食べきり運動ネットワーク協議会 会長 加工食品の納品期限に関する1/3ルール等の商慣習は、食品流通過程における食品ロス発生の一つの要因とされており、個々の取組みでは解決が難しいことから、富山県では県全体で商慣習見直しの取組みを進めています。 |
16:15 |
大会宣言 大会の最後には、参加者一同で、持続可能な社会の実現を目指し、消費者・事業者・行政が協力して取り組むため、「2020食品ロス削減富山宣言」を行いました。 |
16:20 |
閉会 |
パネル・ブース展示
大会の参加者同士が情報交換や交流できる機会を創造するため、食品ロス削減の取組みに関するパネル・ブース展示を実施し、県内外から35団体に出展いただきました。