この2つの違い、説明できますか?
消費期限・賞味期限の違い
食品の期限表示は、「消費期限」と「賞味期限」の2種類があります。どちらも、開封していない状態で表示されている保存方法で保存した場合の期限が表示されています。
では、この2つの違いについて、皆さんは正しく説明できますか? あらためて詳しく確認してみましょう。
消費期限 | 賞味期限 | |
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意味 | 品質の劣化が早い食品に表示されている「安全に食べられる期限」。それを過ぎたものは、食べないほうが安全です。 | 品質の劣化が比較的遅い食品に表示されている「おいしく食べられる期限」です。それを過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではありません。賞味期限を過ぎた食品については、見た目や臭いなどで個別に判断しましょう。 |
対象の 食品 |
弁当、サンドイッチ、生めん、惣菜、ケーキ など | スナック菓子、カップめん、缶詰、レトルト食品、ハム・ソーセージ、卵、牛乳(※)など |
※牛乳の期限表示は2種類あり、超高温殺菌した牛乳は長持ちするため「賞味期限」が、低温殺菌牛乳は「消費期限」が記載されます。
消費期限と賞味期限のイメージ
上の図は、皆さんのイメージと合っていたでしょうか。賞味期限の直前や、過ぎてすぐに食品を捨ててしまっていませんか? もし、まだ食べられるものを廃棄しているとしたら、とても「もったいない」ですよね。
このように、消費期限・賞味期限の違いを正しく理解することは、食品ロスを減らすためにとても重要なことなのです。