食べ物の「もったいない」を減らそう!
とやま食ロスゼロ作戦とは、
消費者と事業者が力を合わせて、
食品ロスをかしこく減らそう
という取り組みです。
食品ロスとは?
食品ロスとは、まだ食べられるのに捨てられている食品のことです。
日本における年間の食品廃棄物等は、約2,232万トン ※。このうち、食品ロスは約472万トン ※もあります。これは、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食料支援量約480万トンとほぼ同等です。
※令和4年度 農林水産省及び環境省推計
1人1日おにぎり1個分が捨てられている日本
1人1日あたりの
食品ロス
103グラム
日本の食品ロスを国民1人当たりに換算すると、毎日おにぎり1個分(約103g)のご飯の量を捨てていることになります。まだ食べられるのに…想像するととても「もったいない」ですよね。こうした身近なイメージから、食品ロスの問題意識を身に付けることも、とても重要なことです。
なぜ食品ロスの削減が必要なの?
日本の食料自給率は現在38%(令和5年度)で、大半を輸入に頼っています。私たちは多くの食べ物を輸入しながら、大量に捨てているのです。世界の人口全体での食料の確保が課題となっている中、日本でも食べ物の無駄を見直し、食品ロスを減らすことが必要です。
生ゴミの約80%は水分
生ゴミのうち、約80%は水分です。どうしても生ごみとして出す場合には、しっかりと水切りをするだけでもかさが減り、ごみの減量に繋がります。
食品ロスの約半分は家庭から
「自分はそんなに食品ロスを出していない」と思っていませんか?
実は、日本の食品ロス472万トンのうち、236万トン(全体の50%)は、家庭から出ています。つまり、家庭から出ている食品ロスで、世界の食料支援量480万トンの49%をまかなえる計算です。
知らず知らずのうちに捨てているかも?
家庭の食品ロスは、大きくは食べ残し、そして手を付けないまま捨てられている食品の2つに分けられます。
令和5年度に県が実施したアンケート調査の結果、「食べきれずに保存するが結局食べない」、「作り過ぎて食べきれない」などの理由で食べ残しが、「購入したことを忘れ、期限切れになる」、「人からもらったが、食べなかった」などの理由で手つかずの食品が発生していました。みなさんのご家庭ではどうでしょうか?心当たりはあるでしょうか。
こうした食品ロスを減らすためには、私たち一人ひとりがこうした現状を知り、「もったいない」を意識して、日ごろの生活を見直すことが必要です。